SRResearch

SR Research社 急速眼球運動解析装置

EyeLink1000 PLUSシリーズ

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世界最速、最高精度のアイトラッキング

EyeLink1000 PLUSシリーズはカスタマイズされたEyeLink1000 PLUS 基本システムに、実験/課題用途に合わせたカメラマウントを接続することでご使用いただけます。

カメラマウントにはデスクトップマウント、アームマウント、タワーマウント、リモートマウント、fMRI/MEGマウント、Primateマウントがあり様々な実験条件に対応すべく設計されています。
基本システムにはアイトラッキングボード、ソフトウェアがインストールされておりすべてのカメラマウントに対応しています。
この基本システムに、必要なカメラマウントをお選びいただくとEyeLink1000 PLUSとしてご使用いただけます。



EyeLink1000 PLUS 基本システム

EyeLink1000 PLUSシリーズの基本システム
このPCにいずれかのカメラマウントをお選びいただきます。
この基本システムが1台あればカメラマウントを追加していくことにより様々な実験環境下に対応できます。


ハードウェア

■アイトラッキングボード
■CPU: Pentium Core2 Duo 2.6GHz
■RAM:2GB
■HDD:80GB
■17インチ液晶モニタ
■Windows10 Pro/DOS(EyeLinkはDOS領域にて動作)
■パラレルポートx1(他機器との同期用TTLレベル信号送受信)

ソフトウェア

■EyeLink SDK(Matlab、Presentation、E-primeとの同期API含む)
■EyeLink コントロールソフトウェア
■記録したデータを数値データへ変換処理プログラム
■注視、サッカード、まばたきの検出閾値の任意設定機能
■注視、サッカード、まばたきの検出閾値の発生、終了時刻の自動計算出力機能


デスクトップマウント(品番:ELM-DESK-89)

あご台を併用してご使用いただくカメラマウントです。
刺激提示用モニタの下に設置し、被験者との距離は40~70cm程度。頭部を完全に固定する必要はありませんので、会話中の計測も可能です。カメラはコンパクトに設計されており3軸方向に回転するので眼球映像の取り込み設定が容易におこなえます。



EyeLink_Desktop

EyeLink



セットアップ

被験者セットアップ

リモートモードオプション(品番:ELM-RMT-UP)を追加すると頭部フリーの状況で計測可能です。



リアルタイムのデータ処理スピード、高精度が可能にするタスクの一例

コントロール

注視したアルファベットが認識され点灯します。

Moving Window

視線の動きに合わせて窓が動きます。
見ているところだけが見えたり、見ているところだけ隠れたりします。



仕様

サンプリングレート 両眼同時2000Hz (リモートモード計測時 両眼同時1000Hz )
精度 0.15° (リモートモード計測時 0.25° )
エンドツーエンドサンプル遅延 1.4mSec (リモートモード計測時 2.2mSec )
データ出力 X座標、Y座標、瞳孔径、イベント(注視、まばたき、サッカードの開始、終了時刻)
解像度 0.01°  (リモートモード計測時 0.1° )
眼球追跡範囲 水平方向 32° 垂直方向 25°
頭部運動許容範囲 5cm(水平/垂直方向)、2cm(奥行方向) (リモートモード計測時 22cm(水平方向)18cm(垂直方向)、20cm(奥行方向) )
頭部運動許容スピード 100cm/Sec(リモートモード計測時のみ)
近赤外光 890nm (小児用:940nm)

アームマウント(品番:ELM-ARM-89)

アイカメラとモニタ一体構造でカメラの位置を自由自在に変更可能


アームマウント

成人の他、幼児、子供にも対応。液晶モニタとカメラは専用のアームに取り付けられており移動の自由度が高く、被験者との適切な距離と位置に設置が可能です。アームマウントはリモートモードにも対応します。リモートモードでは被験者の額に頭部追跡用のスティッカーを貼り、頭部運動時の閉眼による追跡ロスを最小限に抑えます。





仕様

サンプリングレート 両眼同時2000Hz (リモートモード計測時 両眼同時1000Hz )
精度 0.15° (リモートモード計測時 0.25° )
エンドツーエンドサンプル遅延 1.4mSec (リモートモード計測時 2.2mSec )
データ出力 X座標、Y座標、瞳孔径、イベント(注視、まばたき、サッカードの開始、終了時刻)
解像度 0.01°  (リモートモード計測時 0.1° )
眼球追跡範囲 水平方向 32° 垂直方向 25°
頭部運動許容範囲 5cm(水平/垂直方向)、2cm(奥行方向) (リモートモード計測時 22cm(水平方向)18cm(垂直方向)、20cm(奥行方向) )
頭部運動許容スピード 100cm/Sec(リモートモード計測時のみ)
近赤外光 890nm (小児用:940nm)



タワーマウント(品番:ELM-TWR)

広範囲の追従が可能なカメラマウント


EyeLink1000PLUS

EyeLink1000PLUS-tower

ハーフミラー設置タイプのカメラマウント。
カメラを被験者の斜め上に設置、目前のハーフミラーに反射させ眼球映像を取り込みますので広範囲な眼球運動を追跡することが可能です。ハーフミラーの角度調整が可能ですので、メガネ装着の被験者の場合、赤外光がハーフミラーを介しレンズに反射する際に位置の微調整をおこえます。



アームマウントと組み合わせると水平や斜めに設置したモニタに対するリーチングや作業時のタスクに対応します。

タワーマウントELM-TWR

タワーマウント



仕様

サンプリングレート 両眼同時2000Hz
精度 0.15°
エンドツーエンドサンプル遅延 1.4mSec
データ出力 X座標、Y座標、瞳孔径、イベント(注視、まばたき、サッカードの開始、終了時刻)
解像度 0.01°
眼球追跡範囲 水平方向 60° 垂直方向 40°
頭部運動許容範囲 5cm(水平/垂直方向)、2cm(奥行方向)
近赤外光 890nm (小児用:940nm)

リモートマウント

額や頬にマーカーを貼付することにより頭部の動きがモニタリングされ、瞬き直後のデータ損失を最小限に抑えることが可能です。
暗所にも対応できるよう波長940nmの赤外光を採用。
発達心理、読書、臨床ベースの研究、EEGとの同時取り込みに最適です。





セットアップ

被験者セットアップ


リアルタイムのデータ処理スピード、高精度が可能にするタスクの一例

ハノイの塔

ハノイの塔で遊べます。

サブリミナル効果

グレイに表示されるターゲットが赤色又は緑色に変わります。
赤色に変化したらマウスの左クリック
緑色に変化したらマウスの右クリック
タスク中には被験者が気づかないように赤色に変化する前に
"GREEN"と表示され緑色に変化する前に"RED"と表示されます。

fMRI/MEGマウント(品番:ELP-LR-89)

MRI/MEG環境下で世界最速のサンプリングを実現

MRI、MEG環境にて対応できる世界最速サンプリングレート、高精度なアイトラッカーです。

MRIカメラを頭部方向に設置しコイルに設置するハーフミラを介し刺激と眼球映像を反射させ記録します。Siemens社、Philips社、General Electric Scanners社製と互換。1.5T~13T対応。
MEGスクリーンにカメラを設置します。CTF社、Elekta社や他社製と互換あります。





MRI、MEG環境でのノイズレベルは安定した計測に重要な要素ですが、EyeLinkの及ぼす他機器へのノイズ影響は非常に低いといえます。

ベースライン

EyeLinkを100cmの距離で動作させた際のノイズ



仕様

サンプリングレート 両眼同時2000Hz
精度 0.15°
エンドツーエンドサンプル遅延 1.4mSec
データ出力 X座標、Y座標、瞳孔径、イベント(注視、まばたき、サッカードの開始、終了時刻)
解像度 0.01°
眼球追跡範囲 水平方向 32° 垂直方向 25°
近赤外光 890nm




Primateマウント(品番:ELP-PM-91)

広範囲の眼球運動追跡 サーチコイルとの比較で遜色ない高精度

Primateマウント

Primateマウント

設置は簡単。カメラを取り付け、ハーフミラーを介し眼球映像を取り込みます。
実験環境によってはデスクトップマウントを霊長類用としてご使用いただくことも可能です。
暗所にも対応できるよう波長940nmの赤外光を採用。



Primateマウント



仕様

サンプリングレート 両眼同時2000Hz
精度 0.15°
エンドツーエンドサンプル遅延 1.4mSec
データ出力 X座標、Y座標、瞳孔径、イベント(注視、まばたき、サッカードの開始、終了時刻)
解像度 0.01°
眼球追跡範囲 水平方向 60° 垂直方向 40°
近赤外光 890nm