IBV

IBV社 4Dシーケンシャルボディースキャナ

MOVE4D

IBV





”MOVE 4Dはヒトの全身の動きをコンピューター上に取り込む動的なスキャナです。人体表面の形状、動き、軟部組織の変化をスキャンして動きを取り込みます。バイオメカニクス分野で扱われる他の計測機器との連携も可能で、被験者の動きと形状をより細かく分析することが可能です。”

特長:

・マーカ不要
・最大
180フレーム/秒のクラウドポイント・シーケンスキャプチャ
・テクスチャを含むデジタル3Dモーションモデルを再現
・フォースプレートとの同期
・キャリブレーションは2~3分で終了




IBV社は学術研究で使える高精度なボディースキャナを開発しています。

1式のMove 4Dスキャンモジュールには赤外線カメラとプロジェクタ、カラーカメラ(テクスチャ)と、独立の点群プロセスユニットが含まれます。

複数のスキャンモジュールとワークステーションを使用し、スキャンエリア内でキャプチャされた被験者の点群(クラウドポイント)データは、IBV社独自のソフト上に含まれたアルゴリズムにより自動的に計算し、水密メッシュの3Dモデルをコンピュータ上で再現します。

IBV社(Institute of Biomechanics of Valencia )はスペイン、バレンシア州にあるバイオメカニクスの研究所です。テクノロジーを開発し、人体の形状と寸法、変化、運動パターンなどを研究しています。人体計測とバイオメカニクス分析、生体のための工学分析など、ユニークなアプローチに取り組んでいます。



仕様と構成

キャンエリア  

2m×3m×3m   

カメラの設置エリア 

(スキャンシステムに必要なスペース)  

約6mx7mx3.5(12カメラの場合)
約7mx8mx3.5(16台カメラの場合)

解像  

1~2mm (スキャンボリューム2x3x3mの場合) 

サンプリング  

最大180 fps任意に可変) 

スキャン時間  

1m sec per scan

外部同期

トリガー同期

キャプチャ 

3Dテクスチャ ならびに運動変化表面の動きを取得します 

照明  

専用のライトシステム  

出力  

テクスチャを含む50,000ポイントの密度を持つ水密メッシュ(OBJ/PLY)のシーケンス 

50,000 ポイントを超える密度の点群(PLY)

人体93のセグメントデータ

 



アプリケーション分野

分野 アプリケーション 応用例

研究

・スポーツ分析

・生体工学

・軟組織研究の物理シミュレーション

インダストリ

・製品やサービスの設計

・データエコノミー

・デジタル制作とエンターテインメント

・リアルな4Dアニメーション制作

・ゲーム、映画・映像向けのヒューマンデジタルアーカイブ

 

教育

・臨床科学

・デジタルアート

・サイエンステクノロジ

・医療トレーニング向けの解剖学書類制作

・3Dキャラクター制作授業

・複雑なヒューマンプロセスの仮想トレーニング


動画


Q&A

解剖学的ランドマーク追跡が可能です。関節角度の算出も可能なのでしょうか?
将来的に、生体力学分析を行う新しいモジュールがソフトウェアに含まれる予定です。 今のところ、主たる解剖学的ポイントの座標をエクスポートし、データをモーションキャ プチャソフトウェアにインポートして、関節角度やその他の運動学的パラメータを提供することができます。
計測・解析するには、一度その人の 3D モデルを作成しないといけないのでしょうか?
MOVE4Dは、自動的に23個の関節からなる内部骨格を持つ被験者の 4D モデルを作成します。
スキャンは毎フレーム行っているのでしょうか? またスキニング技術は使っていないのでしょうか?
MOVE4D は計測中(Max 180FPS)すべてのフレームをスキャンします。同時に被験者の色情報(実際のテクスチャ)も収集します。
キャリブレーションはアクティブマーカーを用いているのでしょうか?
キャリブレーションは、キャリブレーションワンドにあるアクティブマーカーを使用して行われます。計測前にキャリブレーションを行います。キャリブレーションは 10 分以内で終了します。計測試技ごとにキャリブレーションする必要はありません。
筋電、他の機器との同時計測のときやデータの保存先、同期はどう扱いますか?
同期計測する場合は、TRIG-IN/OUT の TTL3.5V のパルス信号を使用して同期を取ります。トリガー同期計測になりますので、データの保存先は各計測器指定のフォルダーになります。
足部の骨格モデルはどのように処理されているのか?
MOVE4Dでは表面の形状を記録しています。骨格モデルとしてはありません。 体表のデータより International Society of Biomechanics の推奨モデルを使用しています。

IBV社、人体測定研究グループの導入事例

・デジタル人体測定 (英語)