ゼロシーセブン株式会社
StepLab - よくあるご質問
基本情報
- どんな環境で使えますか?
- どんな場所でも使えます。足部にセンサーを取り付けるだけで、iPadやiPhoneで計測できます。センサーには技術適合検査の認証マークが記載されていますので、他の通信機器への電波障害もございません。病院のリハ訓練室、廊下、屋外など、さまざまな場所で使用できます。
- 記録時間はどれくらい可能ですか?
- 時間制限はありません。6分間歩行や10分間歩行の計測でも使えます。ただし、距離や角度の歩行因子は平均値で算出されますので、直線方向を往復する場合は8の字にUターン(同じ方向で回転しない)していただくとより正確なデータになります。
- ランニングにも使えますか?
- Xsens DOTセンサーには歩行計測のNormal FilterとランニングのDynamicフィルターがありますが、本アプリは歩行因子の取得をメインに設計していますので、歩行計測のフィルターモードに固定してあります。従いまして、ランニング計測には不向きです。
- トレッドミル上で使えますか?
- トレッドミルでは、踵接地/つま先離地の際にも加速度がかかっていることから、正しい接地判定ができないため使えません。
- センサーの仕様を詳しく教えてください
- Xsens DOTセンサーは高精度な9DOF IMUになります。詳細は下記のリンクにてご確認いただけます。https://www.0c7.co.jp/products/sensing/xsens/product-lineup/xsens-dot.html
- バージョンアップは無償ですか?
- お求めいただいたStepLabは、1年サブスクリプションの使用期限内に公開される最新版を無償でお使いいただけます。【ご注意】過去の計測データはアプリ内に保存されていますので、最新版をインストールする際には、現在のバージョンをアンインストールせずにダウンロード&インストールください。
- センサーが故障した場合はどうなりますか?
- ご購入から1年間は製品保証が付属していますので、無償交換にて対応いたします。お求めのご販売店様までお問い合わせください。
- 関節角度は取得できますか?
- StepLabでは、関節を挟むセグメントにセンサーを配置しませんので、関節角度の取得はできません。
- センサー1つでも計測できますか?
- アプリの仕様上、センサー1つでの計測には対応していません。必ず2つを左右の足部(足の甲の安定した場所)に配置してご使用ください。
- 別のiPadやiPhone端末にアプリを入れ替えできますか?
- お求めいただくライセンスは、1つのデバイスに対してのみアクティベートできます。端末の乗り換えの際には、弊社カスタマーサポートにご連絡くださいませ。数回まではディアクティベート(無効化)/再アクティベート(有効化)のサポートをさせていただきます。
- Windows PCでも使えますか?
- StepLabは、採用しているXsens DOTセンサーのソフトウェア開発環境(SDK)がiOS/Androidのみとなっており、アプリ開発やデバッグ管理の最適化の観点で、現在はiPad / iPhoneのみで開発を行なっております。よって現在のところWindows版のリリース予定はございません。
- センサーは水に濡れても大丈夫ですか?
- センサーはIP68生活防水仕様になっていますが、水中ではBluetooth通信が遮断されますため、プールなどでの水中歩行計測はお控えください。
- 連続使用時間と充電時間はどれくらいですか?
- 連続使用は6時間、充電時間は1時間となります。
- 両面テープ以外でセンサーを固定できますか?
- はい、ストラップベルトなどで固定いただくことも可能です。詳細はお問い合わせください。
- ストライド長はどのように計算していますか?どのくらい正確ですか?
- 遊脚期を判定して、遊脚中の加速度を2回積分して距離を算出しています。正常歩行の場合、±1cm程度の誤差があります。
- つま先高さは正確ですか?
- つま先位置の定義は、1)センサー前方先端部からつま先まで計測した距離を、2)センサー固定位置から地面と鉛直方向に直交した点から前方に反映させた地点としています。ただし靴のつま先部分は多少反り上がっていますので、実際は取得データより1〜2cmほど高くなるとお考えください。裸足での歩行計測の場合、つま先高さはより正確になります。
- 歩幅はどのように計算していますか?
- 左右のストライド長を計算した上で、各ストライド長のペアの誤差を判定して歩幅としています。
- 平均歩行速度は正確ですか?
- 歩行初めの2歩(1ストライド)と歩行終わりの2歩(1ストライド)分の加減速を除いた平均歩行速度として算出しています。上述のストライド長の精度より誤差は1%程度となります。
- 異常歩行(ぶん回し歩行、引きずり歩行など)では各種データはどのようになりますか?
- 歩行の状態判定の誤差が大きくなるため、残念ながら上述のデータ精度が保証できません。また様々な異常歩行に対して一律の精度誤差をお答えするのが難しいですが、1歩行周期での細かなデータに着目するのでなく、1計測データの平均値や特長に着目し、過去データとの比較を理解する目的でお使いいただけばと考えます。
- 角度因子はどれくらい正確ですか?
- センサーを配置する楔状骨(けつじょうこつ)部の進行方向に対する角度は、デジタル角度計との比較で1degの差異でした。
- 角度因子にドリフトは発生しますか?
- 角度の取得には主に角速度計を使用しますが、加速度計と地磁気計をXsens社の高品位なフュージョンアルゴリズムにてオンボード処理しているため、静止精度は1deg RMSでドリフトはほぼ発生しません。ちなみに9DOFセンサーの内部サンプリングレートは800Hzで取得しています。
- 離床角度や踵接地角度は具体的にどこの角度ですか?
- 離床角度=フォアフットロッカー、踵接地角度=ヒールロッカーの角度です。それぞれ加速度運動の特性よりタイミングを判断していますが、今後もアルゴリズムの改良を目指しています。
- イベント入力をした時点の各種歩行因子はどのように演算されますか?
- イベントを入力した時点での1ストライド分の歩数や歩行速度は演算より除外されますが、歩行距離は演算から除外されません。例えば3ストライド間の初めと終わりにイベントを2回入力した場合、1ストライド分の歩行因子が演算されます。1ストライド中にイベントを2回入力すると「データが分析できません」のメッセージが表示され、正しいデータが演算されません。
- PDFレポートがメール添付できません、どうしたら良いですか?
- PDFをメール添付で選択の場合は、Apple純正のMailアプリに添付されます。Mailアプリの送受信の設定が正しくできているかご確認ください。メール添付の他には、LINEなどのSNS共有や近くにあるMac等のAppleデバイスへAir Drop共有などで転送も可能です。
- 足尖方向の角度算出はできますか?
- 残念ながら現在はできておりません。
- 最適な計測方法を教えてください
- 直線方向に歩行計測いただくのが理想です。スペースの関係で長い距離を確保できない場合は、Uターンして折り返していただいても構いません。ただし現在の仕様では、Uターンの際の数歩の加減速も平均歩行速度の算出に影響します点をご留意いただき、Uターン前後でイベント入力をご活用ください。
リリースノート
- 2021年7月30日
- StepLab for iPad (ver1.0) をリリースしました。対応するDOTセンサーはv1.6.0のファームウェアが必要です。