Intercoustics社製 Eclipseは、ABR(聴性脳幹反応)/ASSR(聴性定常反応)/OAE(耳音響放射検査)/ABRIS(新生児スクリーニング)/VEMP(前庭誘発筋電位)を、モジュール追加することによって1台で対応する事ができる検査機器です。
検査項目はあらかじめプログラムされ、全ての検査のソフトウェアインターフェイスが統一されているため、誰でも簡単にすぐに使用する事が可能です。もちろん必要に応じて検査内容の追加や変更もでき、検査のルーチンを組む事も可能です。検査データはデータベース化され、以前の検査データと簡単に比較することができます。
Eclipseは実用性と利便性、そして機能性を兼ね揃えた聴覚誘発電位計測機器です。
Eclipseは、基本システムにモジュールを接続する事で各検査を行う事が可能です。
基本システム
Eclipse本体
ソフトウェア
モジュール
EP25モジュール(ABR/MLR/LLR/P300/MMN/ECochG)
ASSRモジュール(閾値評価)
TE OAEモジュール(スクリーニング、クリニカルTEOAE)
DP OAEモジュール(スクリーニング、クリニカルDPOAE)
ABRISモジュール
ECohchG
オプション
EP15モジュール(ABR)
CE-Chirp
Vemp(平衡機能検査)
What is an ASSR
ASSR demonstration on the Eclipse
Eclipse本体にABR用モジュールを接続する事によりABR(聴性脳幹反応)検査が可能となります。
Eclipse/ABR(聴性脳幹反応)は、新技術【CE-Chirp】により従来のクリップ音に比べ最大2倍の反応振幅を誘発。ABR閾値を確定する際の大きな高価を発揮します。
CE-Chirp音による反応振幅の増加により従来のクリック音に比べ簡単な判別と分析が可能となり検査時間の短縮にもなります。
また、オプションを使用する事によりASSR(聴性定常反応)やOAE(耳音響放射)などの検査にも対応する事が可能となり、一台でABR(聴性脳幹反応)ASSR(聴性定常反応)、OAE(耳音響放射)の検査が出来るオールインワンモデルとして使用する事も可能です。
Eclipse本体にOAE用モジュールを接続する事によりOAE(オージオメーター)検査が可能となります。
新生児のスクリーニングにも対応しておりわかりやすい画面表示なっております。
また、オプションを使用する事によりASSR(聴性定常反応)やABR(聴性脳幹反応)などの検査にも対応する事が可能となり、一台でABR(聴性脳幹反応)ASSR(聴性定常反応)、OAE(耳音響放射)の検査が出来るオールインワンモデルとして使用する事も可能です。
Eclipse本体にASSR用モジュールを接続する事によりASSR(聴性定常反応)検査が可能となります。
IntercousticsのEclipse/ASSRは刺激音の8周波数(両耳4周波数)のレベル及び開始/終了の時間を個別で設定ができ、ASSR検査が30分未満で行う事が出来ます。
今までのASSRに比べ約半分以下の時間で大幅にコストを削減することが可能です。長時間のASSR検査が困難であった幼い子供や、聴性反応検査が難しい患者様に対して迅速に検査を行える事が出来る理想的な機器です。
また、オプションを使用する事によりABR(聴性脳幹反応)やOAE(オージオメータ)などの検査にも対応する事が可能となり、一台でASSR(聴性定常反応)、ABR(聴性脳幹反応)、OAE(オージオメーター)と検査が出来るオールインワンモデルとして使用する事も可能です。
Eclipse本体にVEMP用モジュールを接続する事によりVEMP(前庭誘発筋電位)検査が可能となります。
VEMP(前庭誘発筋電位)は大きな音刺激に誘発される頸部の筋電位を計測します。
CE-Chirp音による反応振幅の増加により従来のクリック音に比べ簡単な判別と分析が可能となり検査時間の短縮にもなります。
また、オプションを使用する事によりASSR(聴性定常反応)やOAE(耳音響放射)などの検査にも対応する事が可能となり、一台でABR(聴性脳幹反応)ASSR(聴性定常反応)、OAE(耳音響放射)、VEMP(前庭誘発筋電位)の検査が出来るオールインワンモデルとして使用する事も可能です。
仕 様
寸法 | 280(奥) x 320(幅) x 55(高) mm |
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重量 | 2.5kg |
インタフェース | USB |
ABR 仕様
プリアンプ | 2チャンネル(標準)、EPA4 ケーブルコレクタ (4電極) 標準50 cm 利得: 80 dB/60 dB 周波数特性: 0,5 - 5000 Hz ノイズ: 4nV/√Hz. 0.22 μV RMS (0 – 3 kHz) CMR比: 最小 > 118 dB、標準 130 dB |
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接触抵抗測定 | 33Hz 矩形波 測定電流: 19µA 範囲: 0.5kΩ-25kΩ |
トランスデューサ | Ear-Tone ABRインサートホン付属TDH39ヘッドホン (オプション)B71骨導ヘッドホン (オプション) |
広帯域刺激音 | CE-Chirp® 音蝸牛遅延補正付クリック音 レート: 毎秒0.1 – 80.1 |
周波数特異性刺激音 | トーンバースト音: 周波数: 0.5kHz to 4kHz. 窓関数: ブラックマン, ガウス, ハニング, ハミング, バートレット, 矩形, 手動 ライズ/プラトー/フォール ナローバンドCE-Chirp®音: 500Hz, 1kHz, 2kHz, 4kHz 周波数バンド: +/- 1/2 オクターブ |
音圧 | 20 – 135.5dB peSPL (-10 – 100dB nHL) |
マスキング | ホワイトノイズ 0 - -40dB 刺激音相関 |
重み付け | ベイズ式 |
精度表示 | 反応精度目標 : 95%, 97,5% ,99% 選択可能範囲内の5点を基づくFmp計算式 |
残留ノイズ計算 | 停止基準選択可能。選択可能範囲内の5点計算 |
チャンネル数 | 2 チャンネル |
カーブ数 | 無制限 |
自動検査項目 | 複数の自動検査項目搭載。検査者による作成、追加自動検査項目数は無制限自動検査測定中の手動コントロール可能 |
データ収集 | 解析時間窓: 0-900ms 収集開始: 刺激音呈示から+/- 2ms A/D 解像度: 16bit |
利得 | 自動: 各レベルのテスト開始前に適切な利得を自動選択 |
脳波 | 検査中表示 リフレッシュレート: 10Hz 標準 |
フィルター | ローパスおよびハイパスデジタルフィルター。波形ピークの時間遷移無しのローパスFIRフィルター 。 アナログハイパスバタワースフィルター0.5から100Hz 6/12dBオクターブ。EP15/EP25で検査終了後のみならず検査中にビジュアルフィルタの変更が可能 |
ヘルプ | 検索機能と相互参照付電子オペレーションマニュアルおよびボタン、入力欄などについてのオンラインヘルプ機能搭載 |
EP25機能(EP15非搭載) | マーカー付蝸電図記録。中間潜時。遅延潜時 (P300, MMN 等) |
VEMP 仕様
プリアンプEPA | EP15 / EP25 仕様参照 |
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トランスデューサ | Ear-Tone ABRインサートホン付属TDH39ヘッドホン(オプション) |
刺激音 | クリック音およびトーンバースト音。レート: 毎秒0.1 – 8.1 (既定毎秒5.1) 60-100dB nHL |
トーンバースト音 | 周波数: .5kHz ,1kHz. 窓関数: ブラックマン, ガウス, ハニング, ハミング, バートレット, 矩形, 手動 ライズ/プラトー/フォール |
筋緊張度表示 | 独立モニターによるEMGガイド検査中表示 |
筋緊張度補正 | 記録中の個別反応の筋緊張を補正 |
カーブ数 | 無制限 |
自動検査項目 | クリック音 / 500Hz ,1000Hz トーンバースト音 検査者による作成、追加自動検査項目数は無制限自動検査測定中の手動コントロール可能 |
データ収集 | 解析時間窓: -20 to 80ms (最大150ms)収集開始: 刺激音呈示から+/- 20ms |
除去システム | 選択可 |
脳波 | EEG検査中表示。 リフレッシュレート: 10Hz 標準 |
TEOAE25 仕様
刺激音 | リニアまたはノンリニアでのクリック音 レベル: 50-90 dB SPL トランスデューサ:DPOAE20/TEOAE25専用プローブ 精度: 0.5 dB 周波数帯域: 500 Hz – 5500Hz +/- 2dB 記録: 解析時間: 25~32000サンプル A/D 解像度: 16 bit, 3.7 Hz 分解能 アーチファクト除去システム: 25 – 55 dB SPL またはオフ 検査中変更可能SN比 基準: 5周波数バンドを1-30 dB SPLで個別に設定可 |
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表示 | プローブフィット - 刺激音および周波数特性表示OAEタイムウィンドー, OAE FFT。 1kHz パス / 要再検査バンド。 1/3オクターブバンド, 1/6オクターブバンド, 1/12オクターブバンド。 dB OAE, dB 信号対ノイズ比 |
自動検査項目 | プログラム済み検査。検査者による検査項目追加可S/N比パスのチェックマーク表示 |
自動スクリーニング | アルゴリズム搭載。 検査者によるアルゴリズム任意設定セキュリティ - パスワード保護 |
DPOAE 仕様
刺激音 | 周波数範囲: 500-8000 Hz 周波数間隔: 50 Hz レベル: 30-75 dB SPL (周波数6kHz以上70 dB ) トランスデューサ: DPOAE20/TEOAE25専用プローブ |
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記録 | 解析時間: 最小 2秒以上無制限 A/D 解像度: 16 bit, 3.7 Hz 分解能 アーチファクト除去システム: 調整範囲: -30 ~30dBSPLまたはオフ 検査中適用可能SN比 基準: 1-20 dB SPL |
表示 | プローブフィット - 刺激音およびレベル。反応DPグラムまたは入出力 |
自動検査項目 | プログラム済み検査。検査者による検査項目追加可S/N比パスのチェックマーク表示手動操作優先検査タイマー |
ABRIS 仕様
トランスデューサ | Ear-Tone ABRインサートホン付属TDH39ヘッドホン (オプション) |
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プリアンプ | EP15 / EP25 仕様参照 |
刺激音 | クリック音 93Hz 刺激レート レベル: 30dBHL, 35dBHL, 40dBHL |
セキュリティ | 検査項目のパスワード保護 |
検査時間 | 1分未満(標準) |
アルゴリズム感度 | 99.99% |
特異性 | 2段階スクリーニングで標準 97%. 99,7% |
ASSR 仕様
プリアンプ | 2チャンネル(標準) EPA4 ケーブルコレクタ (4電極) 標準50 cm 利得: 80 dB/60 dB 周波数特性: 0,5 - 5000 Hz ノイズ: 4nV/√Hz. 0.22 μV RMS (0 – 3 kHz) CMR比: 最小 > 118 dB、標準 130 dB |
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フィルタ | アナログ 5kHz 24dB / オクターブ (30kHzサンプリングレート) |
接触抵抗測定 | 33Hz 矩形波 各電極のインピーダンス情報電極リード線の取り外し不要アンプ上に直接読み出し 測定電流: 19µA 範囲: 0.5kΩ-25kΩ |
トランスデューサ | Ear-Tone ABRインサートホン付属TDH39ヘッドホン (オプション) |
チャンネル数 | 2チャンネル反応検出。 8チャンネル刺激音コントロール |
自動検査項目 | 小児用、大人用検査項目(睡眠時および覚醒時)搭載検査者による任意の検査項目作成可 |
刺激音 | ナローバンド CE-Chirp®音 (500Hz, 1kHz, 2kHz, 4kHz) 周波数バンド: +/- 1/2 オクターブ -3dB 急峻なロールオフ。同時刺激: 8 (各耳4 周波数) |
変調速度 | 90Hz および 40Hz。同セッション内で変更可能 |
マスキング | ホワイトノイズ 0 – 100dB HL |
刺激音設定 | 最大8つの同時刺激音(最大各耳4つ)の個別設定可能8つの刺激音レベルを個別設定可能(ダイナミックレンジ設定あり)各刺激音を個別に開始/停止可能 |
データ収集 | 2チャンネル 各チャンネル用個別検出アルゴリズム A/D 解像度: 16bit 手動開始/停止: 全体および各刺激音タイムアウト制限: 最大 15分 (既定: 6分) |
除去システム | データ収集時に除去限界の手動増減 |
脳波 | 両チャンネル。リフレッシュレート: 10Hz 標準 |